Sake + Ecology のあるライフスタイル

ゆる~い酒業界研究② ワイン

ゆる~い酒業界研究② ワイン

昔の投稿、第2弾!
ワインに関して言及してました。

日本ワインに視点を置いての投稿でした。


よく聞かれます。
なんで、日本酒好きなのにワインの会社なの?
答えはとってもシンプルで、ワインのことが勉強したかったから。笑
日本酒、ワイン、英語。
これが揃ってたら、海外での働き口が見つかるだろうと。とても安易でした。

ワインってとってもとっても深いもの。
安易すぎた私は、カタカナ用語に苦戦しております。
でも知れば知るほど、ワインを飲むのが楽しくなる♡
これがワインが人を魅了する一つの理由なのかなと思いました。

 

前にも書いたのですが、私のやりたいことが明確になったきっかけがワイン。
そんなワインの歴史を少し振り返ってみたいと思います。

ワインが誕生したのは紀元前8000年と言われております。
ワインはブドウのみを使ったお酒。
むかしは、自然発酵したワインを飲んで、酔っ払ってるお猿さんの姿が見られた
なんて話もあるようです。

日本で飲まれた最古の記録としては1483年。

ただ、ブドウ栽培が日本に伝わったのが奈良時代の718年頃。

ということは、この頃から自然発酵したブドウをワインとは知らずに飲んでいたということもあり得ますね。この辺はあんまり明確になっていないようです。

そして、ワインの本格的な生産が始まったのは明治時代。
ヨーロッパに渡り、ワイン造りを勉強してきたことで、本格的な生産が可能に。
これはビールと同じ時期。明治政府の思惑どおりです。

順調に日本に広まったように思われますが、
実は日本人の嗜好にはワインの酸とタンニンの渋みが合わず、なかなか受け入れられず。長らく、これに甘みをつけた、甘口ワインが飲まれていました。

むかしのワイン広告

感覚的には、日本の緑茶に砂糖を入れて飲んじゃう外国人という感じですね。
あれもあれでいけるんですが、日本人的には緑茶に砂糖!?ってなりますよね。
でも海外の人からすると、一つのお茶の種類。
そんな感じで、ワインに蜂蜜をいれたものが飲まれていたようです。

はちみつ緑茶

そんな飲まれ方をされていましたが、やはり
外国からきたかっこいいもの。文化的。
おしゃれで上等なもの。嗜好性が高い。

こんなイメージがいまだあるワイン。

確かに、日本酒とビールは、あの優雅さは勝てません。
最近、日本酒もワイングラスで飲むことが当たり前になってきているので、
少しその優雅さに近づけてるかも♡笑

ワイングラス

そんなイメージが今でも守られているのは
1969年に設立されたソムリエ協会の存在もあるのかなと。
専門性が必要な飲み物だからこそ生まれたソムリエ文化。
きちんとした知識を持つっていう文化をつくったのが海外っぽいな~

たしかに知識を持って飲んだ方が、間違いなくワインは楽しい♡

ただこれが敷居を上げてしまった原因でもあるのかなと。

ヨーロッパでは食文化に馴染んでいるワインが日常的に飲まれています。
日本酒が昔はそうだったように、ワインがヨーロッパでその位置なのはわかります。

世界各地で作られているワインも、種類がどんどん増えていっています。
選択肢が増えるけど、どれを買ったらいいかわからない。
わからない人は飲んじゃダメみたいな雰囲気をないはずなのに、感じてしまう。
だから飲まないなんて人もいるんだろうなと。
この辺の人たちにももっと触れてもらえる気軽な機会を作れたら面白いなって思います。

その打開点の一つになってほしいのが日本で作られるワイン。
年々、品質のレベルが上がっている日本ワイン。
専門のお店も増えてきました。

ただ、値段の価値が伝わりきっていない気がします。
だって、輸入してきたものの方が安いんです。
輸入品は輸送費も関税もかかるのに、それのが安いなんて。
もちろん生産している量が違うので、コストの面が違うかとは思いますが。
消費者は安いものを買ってしまう現状はまだまだあります。

日本でつくっているってことをメリットとして、お客様に直接発信できること。
これを利用して、もっともっと生産者の思いやこだわり、
そして日本ワインの魅力を発信し続けて欲しいなと思います。

日本ワインは市場としてはまだまだ成長期!
こちらも今後の動きが楽しみです♡

ワイン

 


 

ワインを知って、日本酒を見るともっとお酒が楽しくなる!
これが私がいつもいうことです。笑
ワインは書ける切り口がたくさんあって、面白い!
もっともっと勉強したお酒です。



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